Lofree Flow

Lofreeとは

5月頃にインスタの広告で見かけて先行予約ポチったんですが、それまでメーカー自体は知りませんでした。
公式サイトによれば中国深センにあるレトロなデザインを主にライフスタイルブランドとのこと。
いろいろ揃えるとおしゃれかもしれませんね。

FLOW

そのLofreeさんの最新作ロープロファイルメカニカルキーボード。
https://www.lofree.co/pages/lofree-flow

特徴

・Kailh製フルPOMのロープロファイルキースイッチ ※互換性なし
・フルアルミニウムボディ/ボディ厚1mm
・ガスケットマウント
・有線/Bluetooth 5.1?対応(3台まで接続可能)※技適なし
・$129+送料 ※KickStarter

75%のロープロファイルなのでサイズ感はNuphy Air75に近いかと。

Air 75:315.7 mm x 132.6 mm x 16.0 mm
FLOW:316 mm x 126 mm x 24.5 mm

厚みがあるように見えますが3.0度の角度をつけるための足が最初から固定でついてるからですね。


Air75はマグネット式で少し持ち運びには不便なのと、ある程度角度が欲しいので個人的にはFLOWのほうが良いです。ただしアルミプレートをネジで固定してるので隙間がひっかかったりしないかはちょっと心配ですが。

打鍵感&打鍵音

しっとりしてて静かです。
フルPOMキースイッチ自体は通常プロファイルで激安のMMD Creamスイッチとかいうので試したことあるんですが、そちらはちょっとひっかかり等がありましたが、FLOWのキースイッチはめちゃくちゃ滑らかなんですよね。
プレートの素材は明記されてませんが、おそらくPCです。シリコンパッド、IPXEフォーム、基板、PORONでぎっちぎちに詰まってるので反響音が皆無です。

肉厚キーキャップも貢献してると思われます。
PBT含有率 85%以上の5面昇華型の印刷だそうです。
触り心地はXVXのロープロファイルキーキャップとはくらべものになりません。

ライティング

バックライトは白一色です。裏面にアンビエントライトがあり、こちらは10色くらい変更できるのと、固定/ブレスの点灯が選べます。

国内利用について

日本の技適はないのでBluetoothでは使えません。電波法違反になってしまいます。


9月から日本向けのクラウドファンディングが始まるとかの広告も出てたりするので
もしかすると正規代理店通して技適対応版が出てくるかもしれませんが
今のところAmazonでもLofree本体がストア出してたりするのでEPOMAKER等と同じで技適は望み薄いかと思われます。

NuPhy Air75 Wireless Mechanical Keyboard

ちなみに青軸にしてみました。
ROG Falchionが赤軸だし青軸か茶軸かなぁとは思っていたんですが
Logicool G PRO Xキーボードの青軸を店頭で触ったときに青軸のカチカチ感が好みだなと感じたのでロープロファイルは感覚違うだろうなとは思いつつ赤軸だと面白くないし茶軸だとあまり変化がないかなぁと思ったので、青軸を選びました。

仕事で使おうと思いつつ青軸はどうなんだって感じですけどね…とりあえず在宅&WEB会議では音ほぼ拾われてなかったみたいなので安心して使えそうです。

※ROG FalchionとAir75しかメカニカルキーボード所持したことないのであまり参考にならない話かもしれません。

サイズ感

ROG Falchion(65%)と比較してみました。

写真じゃわかりにくいですが、Air 75のほうが横幅が少し広いのと、BS/Enter/RShift/バックスラッシュ等が0.25uずつ長い配置になっています。このため、一番右の列がROG Falchionに比べて少し右によっていました。
普段そんなに使うキーではないのでこのあたりは押し間違えたりはしないので別に問題ないと思ってはいますが頻繁に使う
DELの配置が違うのは少し慣れが必要だと感じました。

あとはINSキーがないんですが、US配列の75%あたりのキー配列って割とINSないんですよねぇ…vimとかで使わないんだろうか?
Mac向けのデザインのせいか?
ベータ版ですがコンソールソフトがあるので、DEL左となりの猫アイコン?のキーに割り当てしました。

キーキャップ

薄いのは薄いけど、フラットですし、窪みは浅めで幅広なので隣のキーを巻き込んでタイピングしてしまうときが割とあります。
裏面は細かいバリもそこそこありますし、全体の配色バランスは好きなんですがタイピングという点でいうとあまり好きではないので
次のAmazonセールでノーマルプロファイルのキーキャップを買おうかなと思ってます。

品質

次は品質面ですが、ざっと眺めてみたところ、どうにもキーキャップの隙間にばらつきがあったり、傾いてたりする箇所が散見されたので
一通りキーキャップを奥まではめこんでやる作業が必要でした。

その際1か所明らかに斜めになっているキーを発見したのでキャップはずしただけでわかる傾きがあったのでキースイッチをはずしてみると…

う、浮いてる

これはひどい。完全に部品製造時のエラー品のように思えます。
キースイッチ自体まじまじと見るのは今回初めてですけどホットスワップでよかったのと各軸のサンプルが同梱されていたので
交換して事なきを得ました。

海外のレビューでもビルドクォリティは良くないって言ってる人数名の記事や動画見かけたので不安なところはあったんですが
こういうとこみたいですね。
キースイッチに関してはGateronなのでNuphyのせいではないですが。

ライティング

ゲーミングキーボードよろしく光るんですよねぇ。
キーキャップの印字は透過ではないのでモニタの明るさだけだとこんな感じで、まぁライティングはあってもなくてもって感じです。

部屋の殿筋も消すと全く読めません。

まぁこれはおまけ程度ですね。バッテリー残量等は左右のバー上のライトで判断することができますが、説明読むのも面倒なので特に確認のしかたはわかってないです。

重量

天板だけではなくサイドもアルミのフレームになっているのでロープロの薄型とはいえROG Falchion本体くらいの重量はあります。
厚みはそれなりに減るので持ち運び用にはちょうど良さそうです。

接続性

BTは5.0だったせいか会社の在宅用PCが古いのか認識してくれず、とりあえず有線で使ってます。
レシーバーは行けると思うんだけどなんか認識してくれなかったんですよね。
BT3台、レシーバー1台、有線と接続方法は一通り網羅してくれてるのはうれしいですが安定性が気になります。

総評

正直おススメはしない。
値段から考えても1万前後の普通のキーボードがPBTキャップ分の値段上乗せしたくらいの感想です。

無線ロープロ75%が欲しければこれ一択だけど無線75%だけならCooler masterとかもあるし(評判良くないっぽいけど気になってた)
有線で良いならfunaticがあるし、Air 75同等の接続性が欲しければEPOMAKERとかもあるので同じ中華系だと色々選べるので。

Winキーロックとかはないけど割り当て変更とプロファイル切替でゲームモード的なのは作れるはずなので
ゲームにも使えると思います。
実際フォートナイトで使ってみましたが普通に使えました。65%キーボードに比べてESCの配置が異なるのでむしろROG Falchionに比べてESC誤爆がなくなったくらい。

キーボード沼にはまりつつあります。
ROG Falchionはスイッチの隙間からオイル垂らすLubeはしてみたけどめちゃくちゃよくなったので
こいつも赤軸系にしてLubeしてみるかなぁ…いじり倒そうと思います。
最近は有線で良いなと思ってきたのでDucky mini 3とかhuntsman miniとかも良いなぁと思ってます。
TKLまでいくと120cmのデスクではちょっとしんどい。

部品集めて半田しても良いので自作も作ろうかなと思ったけどKeychron K8ProとかQ1とか良さそうなのでいっぱいあるので
飽きてなければ半年後くらいにそのあたりに手を出すかもしれません。